名球会投手・山本昌、「ONE PIECE」を語る、止まらなくなる。
多趣味でも知られる山本昌さん、実はあの大人気漫画も……
Q.「ONE PIECE」、好きですよね?
好きです。ラジコンとかもそうですけど、私は趣味が変わりませんので。ですから「ONE PIECE」も、毎回楽しく読ませていただいておりますよ。
主人公のモンキー・D・ルフィはもちろんですけど、麦わらの一味の各キャラクターたちの個性が際立っていますしね。ロロノア・ゾロ、ウソップ、サンジ、ナミ、トニートニーチョッパー、ニコ・ロビン、フランキー、ブルック……それぞれのエピソードを尾田栄一郎先生が面白く描いてくださっているんでね、本当に物語に入っていきやすいですよね。
なかでも、私が一番好きなのは……正直、みんな好きなんですけど、強いて誰が好きかを言えばニコ・ロビンですね。ちょっと謎めいているというか、それは彼女の出生から発生する闇の深さも影響しているんでしょうが、非常に魅力を感じます。なにより、頭がいいですしね。ニコ・ロビンの故郷は考古学者が集まっていて、彼女も小さいころから独学で古代文字を解読してしまうような天才なんです。物語にポーネグリフ(歴史の本文)という、ONE PIECEの歴史で空白になった100年の謎が記されている石碑が世界各地に点在しているんですけど、今後、彼女はそれを解読していく重要な役割を担っているので、一味の中でもキーマンのひとりだと私は思っているんですよ。
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